改訂!拙者の一夜城。

改訂!拙者の一夜城。

こんにちわ。片岡自動車工業です。
昨日も拙者の一夜城の稽古でした。もう来週は札幌ですしね。大詰めです。もう大詰め。
「突貫!拙者の一夜城」は、吉田君とタッグを組んだ時、まだ片岡自動車工業の旗揚げ公演前から二人でミーティングするところから始まりました。
僕には偉大なる父萬両がいるのですが、吉田くんにももちろん父上がいらっしゃって、もうこんなにも付き合いが長い吉田君と片岡の、家族構成について話し込んでみたりもしました。
話してみて発見できたのは父に対する感情の違いや思い出の数々。当たり前なんだけど、よその家庭の事を聞く機会って本当にないし、吉田くんが話す吉田父上の人柄に興味を持ちました。

せっかく初めての一人芝居なんだから吉田青弘の「名刺となる作品」を作ってやるんだ、みたいな変な意気込みもあったり、わりとドSっ気が出た作品に仕上がっちゃってるわけなんですけど、三者を演じ分ける構成の「突貫!拙者の一夜城」。この三者を演じ分けるのは見所でもなんでもなくて、ないようである物語を押し進める重要人物しか登場しない設定だったりもします。そんな登場人物の一人のモチーフが、吉田父上であり、もう一人のモチーフは吉田くんの親友だったりもします。

INDEPENDENTには久々の参加だったのですが、小細工はなしのインファイトスタイルでやれって言う相内Pからのメッセージと受け止めた我々。愚直に稽古しました。秋に目掛けて。「ラーメンの人」から「拙者の人」に名称が変わったのは嬉しかった事です。

そんなわけで今回の稽古の事もしっかりと書きなぐります。

通し稽古をする日々へ移行し始めた。もう何回目の通しとかではないんだけど「丁寧に行こう」と本番では絶対に掲げないスローガンを掲げいざスタート。全然丁寧じゃなかった。開演3分で荒々しいパワープレイの応酬。そのまま押し切った吉田くん。30分のパワープレイ。

「丁寧に行こうって言うてたやん。」

と頭をよぎったけど、後半の彼を観てるとそんなコメントは吹っ飛んで

「あるよね。あるある。もう舞台立っててそんな感じになったら、判断は己でするしかないし、その選択はお見事。」

のような自分も経験上そんな事があったりもしたわけで、通し終わりのディスカッションが2時間も続いた。30分の通しのあれこれを、僕も変わりにやってみたり、どうやっても決まりきらないシーンの台詞を大胆に変更したりで、めっちゃおもしろくなった。ショートカットもしてるしランタイム的にも問題はなくなりそうで、いい改訂だ。吉田くんの仕事量がちょっと増えたけど大丈夫だろう。

彼と一人芝居を作っていく上で、一番の手応えは、演目の出来やクオリティではなく、多くの事をシェアできている事だと思っている。小道具や衣装のさばき方や、シーンとシーンの間の切り返しの難しさ、プレイヤーとしての難所となる部分も、おおよそ僕も把握できていて、それを吉田君が克明にアナウンスしてくれる事。これは演出として得難い経験で、わりと知らない事も多いのが演出という立場。僕だけではないと思う。え、そんな事で悩んでたの?って事、終わってから知る事もしばしば。

まぁやんなきゃわかんない事だらけだし、関西人二人で作っている作品を北海道は札幌の地で、どう楽しんでもらえるか、だなんて事はあんまり考えずに、ホームで作ってるのと同じ感覚で作っている。押し付けるでもなく、僕らは僕らなのでありのままで参ります。

先日、加藤智之くんが通し稽古を観て感想を伝えてくれた言葉に尽きる。

等身大の人間がそこにいるってだけで、良い作品ですよね。

↑たぶん実際に言ってた言葉とは若干違ってると思うけど、なんかこれに近い事を言ってくれてた。脚本発信でもなく、演出発信でもなく、役者発信でもなく、ただあるだけ。

役者の気迫じゃ技巧じゃなんじゃは関係ない。
これはきっと自分の脚本史上でも稀なケースで、同じような演目はきっと作れないんだろうなと思います。もっと色んな場所で出来たら良いのに!

またもや新しい人物が片岡自動車工業の施設に見学に来てくれました。青島青子でサポートチームで大活躍してくれた小林夢祈君の先輩の咲愛(あやめ)さん。なんちゅー名前だ。今回の作品は大阪での公演がないので、稽古を観ていただけるならどうぞ観て下さいと言った感じです。

咲愛さん「あやめと言います」
かたおか「どんな漢字書くの? 殺? コロスの一文字?」
よっしー「そんな名前さすがにないでしょ」
夢祈くん「しんどいwwww」
咲愛さん「【咲く】に【愛】です」
かたおか「へぇ、よ、読まれへんやん! 音読み? 訓読み?」
咲愛さん「漢字苦手なんです」
かたおか「漢字が苦手な人が付けられる名前ではないね」
夢祈くん「しんどいwwww」