TEAM54「嗚呼、雑魚戦闘員!」佳境。

TEAM54「嗚呼、雑魚戦闘員!」佳境。

昨年に引き続き出演させていただきますTEAM54さん。今回は雑魚戦闘員に扮しております。前回は囚人、今回は戦闘員、ほぼ無個性を題材に癖のある役に昇格させつつ、物語にもしっかり作用したものにしたい。と考えながら役者に専念させてもらえる現場は本当にありがたい。

「他のみんなと一緒にしないでね!」

TEAM54にしか出演しない吉川さんは

「経験の浅い俳優と思われるよりも、達者な初心者と思われたい」と可愛い事を自白しつつも、舞台に臨むその姿勢はどこの誰よりも俳優で、自主練習も台本の読み込みにも余念がない。ただ経験がないだけで。普段は銀座の歯科医院長さんです。めちゃめちゃお酒を飲みます。そして飲むと寝ちゃいます。

メガネを頭にかけたまま眠った吉川さんの額部分がのっぺらぼうのように見えたので、別の写真から合成してみました。ちょっと画角がおかしいけど、これはこれで面白いかもしれない。

そして今月末からいよいよ東京で上演する「嗚呼、雑魚戦闘員!」は昨年7月の段階から構想をお聞きしていて、その通りの作品になりつつあります。大人から子供まで楽しめる作品です。

で、まぁここから先は最近思っている事を吐露するだけの記事になりますが、スケジューリングに関して、自分も主宰をする現場があるだけに、しっかりしてくれる人にこそ信頼を寄せられます。ドタキャンはもう話にすらならないけど、ちょっと一本の舞台作品に出演する上で、「稽古にはできる限り参加する」の中に善処が含まれていない人とご一緒する事がまぁ頻繁にあって、こんなにNGで大丈夫なの?って思ってるんですけど、大丈夫なのは本人だけで、実は周りへの負担が半端ない。だからそういう人とはどんどんご縁がなくなっていくだけなんですけど、まぁ、悲しいですよね。だって、限られた回数しか稽古期間はないし、そこに不参加だったせいで完成度や密度、もっともっと面白くなっていたかもしれない可能性がどんどん途切れていってしまうんで、いつまで立ってもとことんまで追求された見応えある作品にならないし、共演者や関係者としても残念でなりません。

それを良しとする現場が最近多すぎるのがまず問題なんですけどね。

でも自分が感じているようなことは先輩方はもうとっくに感じ切っていて、現場では先手を摂って詰めにかかるんですが、それでもピンと来てないのは、逆に尊敬してしまいます。鈍感力。恐ろしい。

舞台は生物。
なにが起こるかわからないから出来る準備は時間の限りして備え、それでも怒ってしまうイレギュラーは、みんなで立ち向かう。どのステージも怪我なく終わるための最低条件なんじゃないかなぁと思います。そんな当たり前のような志がある方達の現場にお呼ばれするのは身も引き締まります。こういう作品をたくさんの人にもっともっと見に来て欲しい。

片岡自動車工業は今後の活動の準備に取り掛かっています。どうぞお楽しみに!

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