人それぞれのPV。

人それぞれのPV。

RABBIT HEART PROJECT「THE 20回転の恋」の新PVが出来上がりました。片岡自動車工業の旗揚げから現在に至るまでずっとPVを手がけてくれているワルタン氏によるものです。BANZAI FILMSさんに用意していただいたPVとは打って変わって実写が一度も出てこない。

この動画の素材は自分が投げたんだけどアニメーションやイメージはほとんど説明なしにいつも作ってくれています。当てずっぽうと言えば当てずっぽうなんだけども、芝居の告知ってどれも当てずっぽうじゃないですか。でも実は今回のPV、ワルタンの想像力が物語の芯を喰らっていて作品のイメージにドンピシャだったので驚いています。この映像内で出てくる事が物語本編に詰め込まれています。

作品について、ここでもう一度しっかりと書いておこうかなとも思います。

「THE 20回転の恋」は新作ですが構想はかなり前からあって、物語と登場人物はすでに頭の中で完成していました。あとは脚本のスタイルと演出方法の問題なんですけど、これも今かなりハマっていて、昨日のスタッフ稽古兼ドレスリハーサルでは、胸を鷲掴みにされたような感覚と、「やっとここまで来たか」という思いが入り混じる複雑なものでした。でも胸を張ってお届けできる内容になってきています!

舞台監督には同じ年で髪の毛がフサフサのHigeさん。実は自分の単体公演で舞台監督をお願いするのは初めての事ですが、気ままにやらせてもらっていますし何より安心感があります。
照明の海老澤さんは、劇団時代はレギュラーでお願いしていた照明さんで久しぶりにタッグを組んでいて、打ち合わせも久しぶりでお互いにそこそこの経験を積んだんでしょみたいな懐かしい感じと意思疎通がなされているところに甘えない、伝達をしっかりしあう間柄。照明はイメージを伝えるのが本当に難しいので海老澤さんだと、一つ一つを丁寧に明確にしていく部分もあり、とても助かります。劇場入って「全然違うじゃねぇか」ってなっても後の祭りですしね。
音響の八木さんは初めまして。本当に初めまして。実は打ち合わせもこれからする感じですが、音に関してはどっちかっていうとハッキリしているので、提案をたくさんしてくださる八木さんがとてもありがたい存在です。あと何より癒し系ですしね。

ワルタン氏しかり、BANZAI FILMSさんしかり、大江さんや真壁ちゃんももちろんそうですが、自分の周りにはこんなに頼もしい人たちがいるんだと痛感させられます。そんなスタッフワーク抜群の現場に初舞台の子も混ぜ混ぜで24人。大所帯なので全員が舞台上に出るシーンはもうすごい人口密度ですが、どのシーンもお気に入りです。是非劇場で生まれる瞬間を見届けてください!

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