痺れる梯子。

痺れる梯子。

ついにジャージが2着必要な時期に差し掛かってきた。佳境の「Wall」は明日通し稽古。色々挑戦して失敗して、敗北から学びたい。もう来週は広島の本番。痺れるぜ。

稽古は13時から18時までで終了して、19時からはRABBIT HEART PROJECTの稽古。昼は役者だったけど今度は脚本演出だ。唸れ!脳みそ!

体を動かし、演劇は総合芸術であるところの、別にダンスやパントマイムが出来なくても役者は名乗れるけど、エンターテイナーになるために必要な最低限の筋力やユーモアが、最近の関西の作品ではあんまり見られなくて寂しい気持ちになったりして、まぁ絶滅したわけじゃないんだけど、なんつうか、ちょっとこう、良い塩梅に「これとこれさえ入れときゃ感動するでしょ?」を感じさせる作品が蔓延っていて、それが水準になりつつある事に危機感を感じた自分も確かにいて、人に凄いと思わせるには、台詞の言い回しや、立ち位置だけでなく、もっとハートの籠った舞台を作れる俳優にならなくちゃいけないんじゃないかとも思う。ガツガツしてほしい。満足せずに、もっと徹底的に合わせたり、意見を交わしたり、物作りってそうだと思うし。

その先にある「楽しい」は、心臓が飛び出るほど「楽しい」だと思うし、それを知っていると知っていないとでは、踏ん張り方が変わると思う。自分は、この団体での責任の大きさと、割としっかり向き合うために、必ず作品を面白いものにするための道標になると、約束した。

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