台風でも来りゃいい。

台風でも来りゃいい。

台風24号の前日。滋賀県まで劇団925の稽古だった。今回の作品は割稽古がものすごい。忙しい方たちばかりだし、通しまでお会いしない人もいるくらいだ。作品の全貌がわからないままプレイする方がいい時と、良くない時がある。自分の役のドラマを追いかける事に夢中になって伸びるタイプや環境もあるし、全体を知って初めて出来る事もあるので一概には言えないのだけど、発信力が強く求められる現代において、「今自分が出るやつはこんなんだぜ」と言いふらせる説得力はものすごく強いと思う。

「ラストシーンはまだどうなるかわかんないけど観に来てね」とか誰も言わないし、それを聞いて行こうとはならない。少なくとも自分は。一昔前に比べて、稽古に差しかかる前に本はあった方がいいし、本番の何日も前に通し稽古が敢行出来ていることのメリットは、今の自分にとって作品を押し上げる事以上に大きな意味を持ち始めている。

そういうクオリティが保証されている団体や、人や、劇場があって初めて、「たまには」的なイベントがあっていいんじゃないかとも思うけれども、最近は作品を観るよりもこのイベントを見掛ける事がすっかり増えた。個人的にはイベントなんていうのは、ある程度の可愛らしさや、格好良さ、他にも嬉しい特典があって初めて足を運ぶものだと思っているし、その点において、アイドルやコスプレやコミケの世界より圧倒的に、カリスマ性や魅力が足りない世界だと思う。

アイドルほど可愛くもないくせに自撮りして発信したり、そこまでボディラインが綺麗じゃないくせにエロっぽい感じ出したり、オタクほどのめりこんだダンスもしていないくせに踊ってみたり、芸人ほど面白くないのにホイホイMCなんかしちゃう。
その道の人たちには敵いっこないんだから。役者に出来て他には出来ないことをちゃんと見つめようじゃないの。まぁボヤいてないで芝居作りなさいよって話っすね。おれ別に誰かを批判したいわけじゃなくて、憧れられる舞台を作ったり観たりしたいだけなのだ。

色々台風で吹き飛べばいいなとも思う。それで更地から始めてもいいんじゃないだろうか。

褒め文化? そんなの知らねぇ。仲良しこよしでいたって未来はないもの。

だから片岡自動車工業は燃えている。もちろんおれも。

残念。チラシ画像は次回の更新で!皆様台風どうぞお気をつけて!