愉快な時だけ思い出して。

愉快な時だけ思い出して。

こんばんわ。おれです。

INDEPENDENT:17参加作品「何億年先でも」のリハ、ゲネが無事終了。ハートの小さいおれは場当たり表を今年も用意した。他はあんまりやってないらしい。でもおれはやめない。

2時間ある1ユニットに与えられたリハーサル時間。どう過ごすははユニット次第。でもゲネプロはもちろんする。今おれが一番勉強しなくちゃいけないのは照明に関してだと思う。長所短所はあってもいいけど、弱点はそのままにできない。そんなおれが明かりの事についてしっかり考えた作品でもある。

「どうやったらどういう効果が出るのか」は今までだってずっと考えてきたけど、
「こんな照明だったらどんな感情になるの?」と感覚的にトライしたのはわりと初めてだ。間違ってもいい。大事なのはチャレンジスピリッツだ。いつだって挑戦者でありたいわけで。

そんなおれをよそに、谷野まりえちゃんの集中力は凄まじかった。前回の通しの反省が活かされすぎていた。明日いよいよ初日なんだけども、早くお届けしたい気持ちでいっぱいだ。明日は明日の風が吹くから、何ら油断はできないんだけども。もうあとは祈るだけですわ。

真裏の日程「蒼い刻」の出演を控えている元同じ劇団員にして、片岡自動車工業の出演経験者にして、かつておれの脚本演出の一人芝居を演じた真壁愛ちゃん(ちゃん!?)が忙しい中ゲネプロを見にきてくれた。

まりえちゃんとのやりとりは珍妙だったけど、まだこの二人、共演がないそうです。おれとしてはどっちもナンシーなんすけども。なんかこの二人、共通点は全然ないけど、今日の時点で二人ともユニークな髪の色をしていて、サーティーワンアイスクリームかと思わされた。

力強いコメントをもらって見てもらえて本当に嬉しかった。

「何億年先でも」の見どころは、なんといっても谷野まりえちゃんの芝居なんだけど(当たり前)、それに加えて凶器と、衣装もあります。どんな作品かってずっとずっと伏せている項目もたくさんありますけど、劇場で目撃していただきたいです。

おれとしては、なんか演劇の、そして役者の魅力をとことん追求した削ぎ落とした作品です。ずっとずっと、デコレーションのような演出ばかりしてきたけど、おれが思う一人芝居の芯はマジで喰ってる。

今年のINDEPENDENTはチケットの売れ行きがハイペースなんだそうです。知らなかった。迷ってらっしゃる方、土日はもう完売間近だとか。急いでくださいね!
昨年の12本が凄かったからっていうのもあるけど、今年のメンツも強豪揃いですもんね。まぁ、そんなこと関係ねぇや。おれたちがやりたい事をしっかりやるだけだ。もちろん、ルールは守った上でね!

愉快な時だけ思い出して、涙におぼれる、たまにはそれもいい。

さて。明日いよいよ12本中の6本がお披露目となります。他の作品がどんなのかは一切知りません。「じゃんけんぽん!」で出たのをただ見る感じ。ガチ。

18時開演のブロックの三番目が「何億年先でも」です。
どうぞよろしくおねがいします!

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