「何億年先でも」稽古納め。

「何億年先でも」稽古納め。

おれです。

夏から準備と稽古を繰り返してきた谷野まりえ一人芝居「何億年先でも」全稽古終了いたしました。最終通しは見たこともない出来になった。まりえちゃんらしい出来栄えだった。それは良い意味でも悪い意味でも。明日はいよいよリハーサルとゲネ。音響照明と舞台空間でどうなるのか非常に楽しみだ。

おれがこれまでに劇作した一人芝居の中でもかなりじっくり取り組んだ稽古だった。たくさんの方に見学に来て頂いたけど、基本は二人っきりは変わりなく。決して、古き友人でもなく、まりえちゃんは「ゼクシーナンシーモーニングララバイ」で初めて演出した劇作もこれまでたった一度きり。それなのに「何億年先でも」を通して、理解者になってきてるような感じもする。向こうはどうかはわかんない。我ながら思うのは、良いタッグだなと思ってます。

INDEPENDENTに参加するのも色々思わされる。中心ではない場所に居て、本当に毎回色々な形で関わらせてもらっている。昨日見学に来てくれた小野村さんが「突貫!拙者の一夜城」と似てると言ってくれた。おれの中ではちっとも似てる感覚がなかったのでびっくりした。

二年連続で脚本演出として参加するのもなかなかハードルが高い。ずっと自分超えはしたいわけだし。そんな事を言い始めたらもう何年も昔に演じた「夕暮れ鬼とテディベア」も基準に成る。あれは出演だったけれども。自作自演だけだ、後やってないのは。やらなくてもいいと思ってる。演出助手がいてくれるなら考えたいけど。

「何億年先でも」。
谷野まりえちゃんでなければならないし、見どころは何と言っても谷野まりえちゃんだ。
一人芝居においておれが思うのは、絶対的に演じ手に喝采が送られる仕組みでなくてはならないという事。演出は裏方なんだし。

そんな意味では役者谷野まりえと演出片岡百萬両は、稽古中でのディスカッションからも、お互いにいい感じでワガママで、いい感じに尊重しあってこれた。相性は抜群だと思います。

めちゃめちゃでかい小道具を車に積み込もうとしたけど、改造したせいでどう工夫しても乗らなかった。ちなみに吉田青弘君が小道具で使っていたジオラマと瓢箪はとても軽量だったのに対して、まりえちゃんが持つ小道具が重量がとてもあります。頑張ってほしいな!

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