自分の物差し。

自分の物差し。

こんばんわ。片岡自動車工業です。
ムーンビームマシン「月雪の娘」初日の幕が上がりました。明日と明後日までやってます。座組の中では年長のほうになるんでしょうけども、年上がいるので(ダイゴさん)まだまだ弱音は吐けません。良い初日だったような気がするけど、もっと貪欲にもなろうかと思う。

日替わり前説ショーはかのうとおっさん。
持ち時間の10分を軽く無視して25分という長尺。開演も押した。もう何がなにやら。面白かったけども。ほんでわりと凝ってるし。どないやねん。

まぁそれも自分の物差しでしかないな。お客さんが喜んでるならありかもしんないし。よくわかんないや。

知り合いが見にきてくれた。10年以上前に共演した(それも仁さんと)女優さんが観劇にいらしてて、ちょっといじわるな感じで声をかけてくれたんだけど即座に思い出した。覚えてるかどうか、ちょっとかまかけられてたみたいな感じだったけど、お綺麗になられていた。

自分の物差しの延長線上で言えば、そんな風に偶然にせよなんにせよ、見に来てくれた方への感謝と喜びはたくさんある。その反面、見に来て欲しい人に限って見に来てくれなかったりもしていて、いや、そりゃみんなに見てもらいたいのは大前提としての話なんだけど、嬉しさのプラスな気持ちと、見てもらえそうにないマイナスな気持ちのバランスを考えると、たくさんのプラスがあるにもかかわらず、ささやかなマイナスが心に残る。これはネガティブ思考というものなのか。よくわからないんだけども。

ムーンビームマシンさんはこの作品で10周年記念公演となるそうです。
今回の出演のお話をいただいた際、出演を決めた大きな項目です。10年。ついに自分は10年で終止符となった劇団活動があって、同じように同世代の劇団たちも10年目でなんらかのターニングポイントがやってきていて、だからこそ、HEP HALL、10周年記念、これは自分にとって、メダルの色はさておき、なんらかのメダルは獲得すべく参加を決意したわけであります。なんの話やねんって思われてもあれです。

いつの時代も、新たに演劇の道に足を踏み入れる者たちがいて、若手と呼ばれて、誰かの背中を目指したりこれからいろんな経験をしていくんだろう。そんな一期一会の世界の中で、偶然にせよなんにせよ交われたんだし、相手がどうあれ、こういう奴もおるんやでと、情けない姿は見せられんなぁとか思ったりね。ソロ活動なんで、そういうところ発見が多いですね。

ひろぽん、ぶっち、そうちゃん、と僕が呼ぶ三人の若者はメキメキ音を立てて成長している。ミスで落ち込んだり、アクシデントに見舞われたり、初めてのことだらけなんだけど、舞台袖で、何かできることがないか、ずっと探してたりするようになったのをみて、グッと来たりもする。たぶん、自分もそのように、先輩の方々に刺激をたくさんいただいていた。有難い。ちゃんと連鎖させねばね。

そんなわけで明日も頑張ります!

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