次の呼吸。

次の呼吸。

こんばんわ。片岡自動車工業です。
必要そうな事ばかり書いて記しても、あとになってあれなんだっけって絶対になるので、今必要とは思えないささやかな事も、記して次回作の種にしたいと思いつつ、コンカリーニョでの「突貫!拙者の一夜城」を思い出してみたりします。

なんだもう写真横だしグダグダだ。

2ステージで。打ち上げでコンカリーニョPが最高動員と仰ってくれていて、満席の状態で観てもらえるなんて、どれだけ僥倖な事なのか。大阪での公演では逆にたくさん観に来て欲しいという強い思いも芽生えたりします。

小屋が変われば芝居も変わるし、演者のコンディションにももちろん左右されるのが一人芝居で、その頼りなさと言うか不安定感を、補正すべきかその振り幅を楽しむかって言うのは、大事な判断だったりしました。その昔「恋心」という15分の演目であちこちで上演させてもらったときには、現地現地で色々試行錯誤したし、まぁその時は自分が結構出てたりもしたので、こっちだぜ。みたいなガイドラインは引けたんだけども。なにしろ一人芝居なので開演したらもう演出に出来る事なんて祈る以外になにもありません。

INDEPENDENTの2ndシーズンだったか。花田綾衣子さんと「コウチャノアリカガワカラナイ」という演目にチャレンジした時のヒリヒリ感を思い出したりもした。彼女はしっかりしていたし、総合的にみて、何故か女性と一人芝居に挑む事が多かったんですが、拙者は男だし。開演してからの花田さんの潔さには胸を打たれたな。

で、今回、吉田くんとまた一人芝居を打つチャンスを頂いて、もちろんチャレンジャーであり続けたのですが、なんていうか、危なげな感じはやっぱりあって肝も冷えました。ただ見てるだけってのも若干違うし、あれこれ細かくってのも違うし、セコンドみたいな気分で、演者主導でありつつ、サポートになりきらない絶妙な場所にいようみたいなコンセプト。まぁ、ますます演出と言うポジションがわからなくなってきた次第であります。

ところで札幌の他の演出の皆さんの様子も見て、「ああ、こりゃいいタッグだな」っていうのばっかりで、我々には我々のスタイルがあるしすこぶるマイペースであり続けましたけど、吉田君は千秋楽が終わるまでの緊張感と、終わってからの緩み具合の幅が凄い。思えばいつもそうだった。僕もそうなのかもしれない。とにかくホッとする瞬間はあんまりなかった。

ほんで次の呼吸をはじめるんですが、北海道の澄んだ夜空を見上げながら次の事へしっかり進もうと考えを巡らせるのです。やっぱいいもの作りたいし。まだまだこれからも片岡自動車工業は頑張ります。

色んな事を悪巧みする期間。
今日は渾身のイラストを書きました。なんらかの形で近いうちにお披露目かもしれないし、お蔵入りかもしれません。そもそも自分はなんだってイラストなんて書きはじめたのかとかも思い出そうとしたけどきりがないのでやめました。

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