稽古しまして④。
こんばんわ。今日も稽古でした。片岡自動車工業マンです。
今日はなんと、女優が全員集合!どころか、男優も山田くん以外は集合しました。すごい事です。もちろん本番は揃うんだけど(当たり前)。
「ユニットまいあがれ」の本番翌日の米山さんも合流してくれて、しどろもどろのご様子。本日はオープニングから雑に当たっていたところのおさらい。空白を埋めるように頭のほうから。河上さんに無理な負荷をかけている。河上さんの今回の飛び道具加減は、問題になるくらい破壊的だ。川端さんもたじたじです。まぁ僕自身が飛び道具みたいな感じだった事もしっかりあって、どうやったって真面目なシーン作りが出来ない性分のせいで、意味不明なオーダーをしてしまう。
でもぶっちゃけた話、シナリオどうこうって言うより「面白い」シーンがただ連続しているだけで作品が出来上がるならそれはそれでありだと思っています。そういうフォーマットの作品は最近ついぞ見かけなくなっちゃったけど。昔、深夜TVでやっていた笑殺軍団リリパットアーミーさんの「桃天紅 烈風乃拳」を観た時の衝撃ったらなかった。「演劇すごい!」ってなったもんなぁ。中島らもさんが尼崎の方で、親近感が湧いたり、真似したくなってみたり。そうか、今は理屈抜きで楽しめる突き抜けたバカみたいな作品、わざわざ劇場おさえてやってる人がいないかもしんないなぁ、と思いながら今日の稽古を演出席から眺めていました。
本日のハイライトはなんといっても、演出をつけたせいで南雲飛鳥ちゃん演じるエンジェルの動きが前衛的になってしまった事。たぶんあのまま舞台でお披露目してもらいたいので、観てもらえれば「ああ、ここか」となると思います。
出演者のみんなは色々考えて来てくれていて演技での提案が半端ない。さすが熟練者だ。物陰で顔面をひきつらせている中元さんも垣間見た。きっとあれは危機感を覚えているんだ。支え合うのも大事だけど、他にゼッタイ負けたくないってな反骨精神も、やっぱ必要だったりする。
明後日はチケット発売日だ。
今日は稽古終わりにSNSをひらいてみたら、変態と変態が喧嘩していた。
集客目的の炎上パフォーマンスかもしれないけど、関わるのはよそうと思ひました。