今我々がすべき事。

今我々がすべき事。

新型肺炎の感染拡大のニュースで世界中が埋め尽くされています。僕らが住む日本でも感染が日に日に拡大していると連日のように報道されています。

小さなスマホからどんな情報でも入手できる便利な時代になりましたが、一方でデマや煽動する偏った報道も目に飛び込んでくる。

友人の、友人でなくとも、僕らが身を窶す舞台芸術も「個人責任」で自粛のムードが加速しています。

ところで一歩、街に足を踏み出してみると、マスクしている人は半分ほどだったり、特定の感染予防グッズ以外のものはしっかりと販売されています。回転寿司屋では寿司が回っていてお客さんも入っているし、ショッピングモールにも人が訪れ、満員電車も動いています。

大手テーマパークやアーティストのライブは中止や延期となっているものが増えてきて、娯楽がどんどん規制されています。

公演を決行する集団でさえ「日本が、世界が、大変な時に、娯楽や舞台芸能は、感染拡大の可能性があるのに自粛もせずに」と避難を浴びています。でも音楽や舞台といった娯楽が、普段生活している我々に、どれだけの力をくれているんだろうか、とも思います。

この先、深刻な事態になったときに、笑顔や元気を普段から与え続けてくれているアーティストたちの活動がなくなり、スマホから入手できるだけの娯楽だけになった時、本当に我々は立ち直れるのだろうか。

立場のある表現者が代表して、叫んでくれているところに、「不謹慎」「身勝手」「今くらい我慢できないのか」と言った言葉の数々は、せっかく勇気を振り絞り声明を出してくれた代表者たちの心を蝕み、再起不能に追い込んでしまうんじゃないだろうかと危惧します。

直接じゃなくても、匿名でも、発言がまかり通るこの時代、フェアじゃないなぁと思ったりもします。

こんな時くらい、手を取り合って一丸となれればいいのだけど、やっぱりストレス社会ゆえの、無意識な他者への攻撃が人を傷つけてしまう、本当にこの国はピンチなんだなぁと思います。だから一人一人が気付いて、チャンスに変えていけたらいいんだけど。

表現者の(表現者に限らず、たくさんの職業の方々の)行き場をしっかり見失わないように。乗り越えて強くなろうよ。落ち着いたら、そういう芝居を作ろうと思ってます。

今年の初日の出。この時にはこんな大災害が起こるだなんて誰にもわからなかっただろうし、この年の一年の安全や幸福を願い手を合わせたみんなで、もう一度、「今年は良い年にしよう」ってスピリッツで明るくやっていけたらいいなと、切に願います。

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