赤い観覧車。

赤い観覧車。

dysmic entertainment「人生はミラーボール!!」全公演終了いたしました。4日間で9ステージとはかなりタフな芝居でした。自分は脚本・演出を行澤孝(以後・なめちゃん)と担当。主に20名の女優と4名の男優たちと駆け抜けました。ご来場まことにありがとうございました。

なめちゃんとは、ゲスト同士で共演したり、お互いの劇団にゲストで出演したり、即興イベントで3年間以上同じチームで活動したりと互いの手の内を知った間柄でもありますし、毎日会ってたくらいに連み続ける時もあったくらいですが、今回は初のディレクションワークでの共同。頼れる存在であり、自分には出来ない事を彼が担当してくれたり、まさに二人三脚でした。

久しぶりにというわけで千秋楽、劇場を後にする前に観覧車に乗り、1000円の記念写真を購入。何やってんだ40のおっさん二人で。まぁでも個人的には手応えのある公演で、しっかり反省点もあって、初めて出演してくれる24名の役者たちもとても頑張ってくれた。良いことばっかりじゃなかったけど、それでも交われて関われてよかったなぁ。また一緒に作れたら良いな、と思う人たちばかりでした。

作品は今年の2月には一度完本していてその後も試行錯誤が続きました。DJタイムたチークタイム、ダンスシーンともりもりあった内容だけども90分以内に終演させねばならないという時間制限とも戦い続けました。5つの小さな物語で出来たオムニバス形式の作品。脚本執筆に取り掛かる頃は打ち合わせの連続でノートも真っ黒になったくらいでした。まぁでもね、パズルは現場でもたくさん出来たし、役者によってまだまだ伸び代もあったし。

朝子、沢子、なな、なおみ、なつ、貞、イパネマと7人のヒロインたちがヒロインになる前の物語でした。物語というか、これは自分となめちゃんの試みでもあり、「この辺がドラマになれば一番良いんだけども」と意識しながら作ったささやかさにまみれたお話たちでした。全力で演じ続けてくれた出演者に感謝。

そういえばなめちゃんと最後にHEP HALLで共演したのはもう相当前で、ピースピットの「呪いの姫子ちゃん」だったはず。懐かしいな。劇中一言も交わしてないけど共演はしてました。

RABBIT HEART PROJECTの事も振り返りつつ、もう次の10月公演、そしてドラマシティ公演への準備に殉じます。いろんな人に会っていきたいなぁとも思います。また書きます。では!

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