「THE 20回転の恋」脱稿。

「THE 20回転の恋」脱稿。

RABBIT HEART PROJECT「THE 20回転の恋」脱稿。

性質上、難易度が高い脚本だったので、なかなか大変だったけどもこれはかなり面白いんじゃないだろうか。系列的には「ゼクシーナンシーモーニングララバイ」「何億年先でも」「S〜現実〜」のようなハートフルな演目になるはず。誰にでも経験がある事を、芝居というか見世物にする場合、触れられはしてもたったワンシーンくらいで済むような事をとことんまで追求する徹底した切り口の演目。個人的にはかなりの挑戦があって、是非見に来て欲しいです。

写真は左から、河野楓、藤田七海、稲田紗恵、難波遥、南愛美の美形ゴレンジャー。オーディション合格者のみんなは稽古開始時にはまだどこにでもいる女性だし、現在もまだ進化途中ですが、幕が明ける頃にはスーパーガールたちになっているはず。本当に。テキストは鬼のようだけど、エンディング付近はかなり面白いギミックになっているので、稽古が楽しみ。それまでの構成や演出に目処を立てて、出演者たちの頭の中をパンパンにしてからが勝負。

割と鬼のようなオーダーを出しているので、みんながどこまでやれるかにもかかっているけど、演出も演者も志はどこまでも高く持つべきだと思うから、一緒に駆け抜けてプライマルな2019年の夏を満喫しよう。

まぁちゃんと壁にもぶつかっていてですね。現実的には。足を引っ張る者もどうしようもなくいる。稽古の合間に叱ったけどまるでぴんと来ていない。その者たち自身にももちろん問題はあるが、環境が良くないんだ。舞台は他の誰かが用意してくれるわけじゃないのにチヤホヤされてんのか、しっかり教育されてないのか、あるいはそのどちらもなのか、とにかく温度が低い。

目指す芝居の偉大さはもうわかっているはず。覚醒しているメンバーもいるのに、実力も人気もないものが勝手な都合で稽古を休み、周りの足を引っ張る。こういうのはあれだな、誰かに足を引っ張られる側にならないとわからないのかもしれないな。そういうところも全力で伝えていこうと思ってます。ネバーギブアップスピリッツで挑むのは作品を面白くしたいからってだけの理由ではなく、頑張っている者の努力を台無しにするって事。

世間は君たちの母親ではないのだからね!

自力で育て、震わせろFOOLISH HEART。雑草のように何度でも挫けて、その度に這い上がって来てくれ。反省するならやりすぎた!っていう反省をしてほしい。そういう者に限って「もっと出来たと思います」とか平気で言うんだから。

最近演劇の講師とか先生やってる人たち、マジでちゃんと指導してください。二日酔いの鈍くしか動いてないような頭で、未来の表現者たちの授業を請け負い、彼ら彼女らの感性を損なわないでください。心からお願いしますぜ。

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