はじめの第一歩。

はじめの第一歩。

えーびーがた「地球ロックンロード」いよいよ数時間後には千秋楽を迎えます。ありがたい事に満席の千秋楽。制作さんや舞台監督さんの尽力により、増席が可能になった。少しでも多くのお客様に観ていただけますように。もちろん、何もかもが初めてのユニットの公演。至らない点もたくさんあったと思う。痛手もあった。良い事もそうでない事も全部含めて前進はする、それは演劇に限った事じゃないと思っていて。うまくいかない事や挫折しそうな時に、頑張ってもどうしてもうまくいかなかった時の失敗は、「後日には笑い話」だなんて手放しに発言するんじゃなくて「次に繋げるために歯を食いしばる受難」と向き合うことが大事なんだと思う。

小野村さんも真壁さんもそんな事と向き合い続けた「地球ロックンロード」だった。出来ない事は出来るようになれば良いし、ピンチはチャンスに変えられる。いつでもお客様の前で全力の作品をお届けする!と言うネバーギブアップの精神を、えーびーがたはずっと持っていたなぁと、半年以上も前から一緒に作戦会議をしてきた自分だからわかるのです。

急な降板騒ぎで、矢面に立つ事になった是常祐美さんは、超人的な魅力で惹きつけ続けてくれている。片岡自動車工業「お局ちゃん御用心!」でご出演いただいた時にも、いつだって彼女は困っている共演者に手を差し伸べてくれた。生粋の演劇人です。もう今回、小屋入りしてからの彼女はアスリートそのものでしたから。もう本当に感謝が尽きません。

「地球ロックンロード」は二人にとっての代表作にはまちがいなくて、今後の活動に期待が膨らむ。今回はゲストであったり宣伝美術であったり、プロデューサーであったり、深く関わらせてもらったけれども、いつだって全力で応援している。次回公演があって、そこには自分がいないかもしれない。二人のユニットだから当たり前だけど、そんな時には遠くからでも全力で応援しています。

色んな思いを胸にラストステージに臨みたいと思います。

應典院で関わった作品はとても多い。
●劇団初應典院上演作品「DEAR MY DADDY」
●劇団の新人が炸裂したガールズバンドショートストーリー「スーパーソニックジェットガール」。
●台詞一切なし(自分だけ)某RPGゲームを基盤に親子愛で結ばれる「お母さんがゾーマ!」
●真壁愛初ヒロイン作品、個人的にも代表作の「ゼクシーナンシーモーニングララバイ」劇団だけでも四度もお世話になっている。
●突劇金魚「愛情マニア」「ビリビリHAPPY」「幼虫主人の庭」の時代もこの劇場で。
●コント集団「LOW POWERS」での驚愕の連続コント。
●ピースピット「エドワードコントボックス」では脚本演出の一人として参加させていただいた。
●劇団を除けば、最多なのは満月動物園さん。「ツキカゲノモリ」「トラワレアソビ」「ツキカゲノモリ(再演)」「ツキノヒカリ」だった。
書き始めるとまだまだ山のようにあるけれど、この劇場で新たに「地球ロックンロード」と言う名作が刻まれる。

この劇場は人と人を繋ぐ大きなサークル型の円形劇場で、ここで初共演した方達も数知れず。いつも迎え入れてくださってありがとうございます。

明日も宇宙旅行に旅立つぞ。

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