頑張れば報われると言う保証なし。
こんばんわ。えーびーがた「地球ロックンロード」初の通し稽古でした。荒通しみたいな感じ。照明の海老澤さんが見にきてくれた。海老ちゃんは劇団時代ずっと照明を担当してくれた人で芯が強い。劇作では演出として関わる事がほとんどだったけども、久々に海老ちゃんの明かりで舞台に立てるのは嬉しい。昔から綺麗だったけどますます綺麗になってたなぁ。
通しの細かい詳細やランタイムなんかは、また主催から発表があるかもしれないですけど決して長くはないです。で、ちょこちょことした改定があるにせよ完本台本を頂いてから1ヶ月半にもなるので「台詞や芝居の精度は上げていきたい!」と言う個人的なアプローチをしてみたけど、やっぱ個人作業には限界があるみたいで、どちらかと言うと全体的な配置が決まった後に自分のスペースを探すような役回りなので、トライもピンポイントに絞られる。と言うかそもそも全体の形を作った後にその形を破るようなポジショニングをしていきたい。通してやってみてわかる事はやっぱり多くて、今後の課題がたくさん見つかった。
何事もやってみなくちゃわからない事だらけなのは、怖い反面楽しくもあって、本当に劇作はアドベンチャーだ。
何かあるにつけ「頑張る」と言うタイプがいるけど、「頑張る」や「頑張れ」と言う言葉が少し苦手な自分だ。「頑張る」って力強くて良い言葉だと思うけど、「頑張る」をモットーとしている人を見ると頑張れなくなった時の崩れ方が半端ない。弱い自分を補強するためには「頑張る」と言う抽象的で精神的な言い回しで片付けるのをやめて「今日はこれとこれにトライする」と具体的で現実的な、小さなことの積み重ねでなんとか自我を保っている。
じゃないと舞台に立って台詞ぶっ飛んだ時にパニックになるし。色々具体性を持って挑もう。その先に道はある。