コメンタリー収録。

コメンタリー収録。

片岡自動車工業vol.3「関ヶ原の見物人」とvol.4「お局ちゃん御用心!」のコメンタリー収録を行った。飯嶋松之助くん、是常祐美さん、真壁愛さん、おれの4名。どちらもランタイムが80分と短めなので少人数で行った。今までは8名とかかなりの大所帯だったんだけれども。

編集された映像を観ながら、ほぼ初見に近い状態で映像を見る。

「関ヶ原の見物人」
しっかりとずっしりとテキパキと飄々とした熱い作品だった。この中心に自分は居たのだなぁ。とか思いつつ、苦労話や裏話、面白い秘話などをお話した。エンターテイメントの皮を被った不条理劇を狙った作品。ラストの10分は狙った通り男たちが生き抜き辿り着いた早朝の笹尾山の景色にすっかりなっていた。一つの的へ目掛けて駆け抜けた、自分の作品の中でも真骨頂と呼べる代表作に仕上がっていた。出演していたので全然わかんなかったけど。恰好良いっの定義は人それぞれだけど、自分なりの恰好良いをとことんまで追求した。この出演者陣でないとダメだったなぁ。

「お局ちゃん御用心!」
近年でこんなにも突き抜けた作品はなかった。展開はジェットコースターのようだし、狙いもしっかりはまってて、何よりも煌びやかな女優陣が随所で的確な仕事を緊張感を持ってエンジョイしている様が次々と押し寄せてくる80分。この作品、室内なのにむちゃむちゃ運動量が多い。全員びちゃびちゃの汗。クライマックスのビンタ合戦と呼んでいるシーンからは、テクニカル総出、音響に関しては自分も含めて三人がかりで挑んだ超絶エンターテイメント。皆さんの愛と、おれのちょっとした悪意で満ち溢れていた。

お待たせしているDVD完成と発送もあとほんの少しです。どうぞお楽しみに!

今年はHEP HALLには6月、12月と二度、名義は違えど主宰という形で新作を三本打ちました。ありがたいことです。なかなか打てないからなぁ。一人ユニットだし。とは言いつつもまだまだ限界は感じていなくてやってやれねぇことはねぇと思いながら、また次の公演の準備をズンズン進めているわけですが、暴れん坊の片岡自動車工業、2019年も活発に行ってまいります。今年、おれの作品を通して少しでも「元気になった」「心に残った」と言ってもらえるようであればもうそれだけで大成功。おれも元気をもらっています。

メンバーに恵まれていたのと、あとやっぱり忘れちゃいけないのは、サポートチームのメンバー、しだっち、いぶちゃん、ゆめきくん、なごちゃん、さえちゃんの5人のパワーが凄まじかった。そのうちいぶちゃん、さえちゃんに関しては12月にキャストとして名を連ね、しっかりと仕事をしてデビューしてくれた。こんなに嬉しいことはない。彼女たちが次世代のニューヒロインになる日もそう遠くないんじゃないかなぁと心から思う。

LOVE。

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