稽古日記-序章2-

稽古日記-序章2-

「関ヶ原の見物人」オープニング。稽古が始まるそのまえに、一人でシュミレート。

このオープニングは何かが足りなくてしっくり来なくて、じゃあいっそ変えようか?というところまでいったけれど閃いた。わりと確信がある感じで、これはきっと実現できたら面白いぞ!と思った次の瞬間にはもう動き始めていた。大変だけど挑戦なくして新作は語れまい。

ドラクエはレベル99までレベル上げをしなくちゃ気が済まないくせに、上げきったら上げきったで寂しくなるたちだ。だからナンバリングごとに1~99を何度も繰り返すわけだけれども、たぶん100じゃないからずっと続けれる部分もある。

今日は遠出をする。稽古が本格始動する前の最後の1日を遠い地で過ごす。なかなかデンジャラスだ。

【そういえばの話をいくつか】

最近、ワークショップをしている、或いは演劇関係者が受講しているのをよく見かける。ワークショップの最大の弱点は「習う」という行為にこそあって、「習う」という実態のない実積が感覚として残るので、実際には何も身についていないのに出来た気になるやつが多い。そもそも、そんな実力あったっけ?的な人ほど開催主になるので、もうただの小銭稼ぎにしか見えない。昔はもっとちゃんとしたワークショップもあったのになぁ。残念だ。

残念といえば、今日SNSで「退団発表」を名目にした本質的には「降板」のアナウンスを目にしたけど、驚いたのは降板者本人が「今後も活動は続けます」と文章を添えていた事だ。目の前の舞台に穴を開けるやつが、のうのうと別の作品に関わろうとしてる。もう本当に恐ろしい事だ。その穴は誰かが埋めるにせよ、楽しみにしてくれていたお客さんを裏切った事には違いないということを自覚してほしい。じゃないとまた似たようなことがあった時に降板するんでしょ。降板なんてあってはならんと思うんだけどね。

しょっぱい話も書いたからついでに書いておくと、今回の公演はダンサーが一人、発表当初から消えている。いきなり連絡がつかなくなったので手の打ちようがない。今回は抜きにするし、次回からは二度と呼ばんのだけど、どこかで顔を合わせた時に、たぶんおれは何も言わないだろう。それを許容と解釈されがちだけど、話す価値すらないと思うからこそ取り合わないだけですよ。許す許さない以前に、もう目にとまらなくなる。

景色はどんどん変えていくべきだし、自分もどんどん変わっていく。我慢もたくさんしなきゃなんないし、自分を正当化もしたいだろう。でもみんな正当化して折り合いがつかないから戦争は起こってるんだし。まぁね、ようするに被害者になる理由なんていくらでも見つけれるんですよ。自分以外の誰かを加害者にすることで気が楽になったりするもんね。

でももうそのへんもね。
たとえおれが誰かにとって加害者になろうが、もうそれでいいよ。おれまで被害者ぶってたら話がまとまらないし。関われない人も増える。それが折り合いだ。忘れちゃいけないのは今関わっている人たちとどう過ごすか。刹那的な考えだけど、それの連続でしょ。出会いや別れなんて死ぬまで繰り返すよ。最後は別れで締めくくり。

今回の公演でたくさんの方と出会えますように。
稽古開始前日の夜に。

クラウドファンディングご支援のお願い

片岡自動車工業クラウドファンディング

2022年7月14日 ●クラウドファンディング募集開始しました! 初となる東京進出公演決定!実現に向けて応援よろしくお願いいたします!【2022年8月31日25:59まで】

詳細はコチラから!

クラウドファンディングページより

はじめまして。片岡自動車工業 主宰 片岡百萬両です。このプロジェクトページに目を通して頂き誠にありがとうございます。
2014年。僕が人生を掛けて続けていきたいと思っていた劇団ミジンコターボが10年という歳月で解散しました。解散と言ったのも主宰である僕ですが、それから2年間は薄暗い部屋から一歩も出ない完全に空白の時間を過ごしました。親にも迷惑をかけながら、悶々とした日々に終止符を打ったのも、また演劇がしたいという気持ちでした。【片岡自動車工業】という名で演劇活動を再スタートし、2週間のロングラン公演中に大阪府北部地震が発生し公演を一部中止せざるを得なかったり、コロナ禍のなかで思うように稽古や公演ができなかったりと主宰としてまだまだ経験していないことだらけだと思いました。そんな中、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティという目標としていた劇場に進出することが叶いました。ずっと応援してくれた家族の支えがあり、また僕の創る作品に全力で挑んでくれる俳優とスタッフがいて、そして観に来てくださるお客様が沢山の声援と拍手を送ってくれたからこそのシアター・ドラマシティ公演でした。

一つ大きな目標を達成し、これから一人で続けていくには限界を感じていた僕に「チームになろう!」と声をかけてくれる仲間がいました。片岡自動車工業の公演で主演を三度務めた、存在だけで空気を明るくしてくれる女優の袋小路林檎さん。僕の古くからの友人で、一時期はラーメン屋の店長まで上り詰めたのに「やっぱりエンタメがしたいっす。」と言って映像編集や制作業務の勉強をしている俳優の澤奈津樹さん。劇団時代は新人だったけれど、そこから一人メキメキと経験を積み脚本や演出、演出助手までするようになったムードメーカー女優の真壁愛さん。そしてこれから先、成長し素晴らしい女優になるだろうと声をかけた若き精鋭たち、川上藍香、川嶋芙優、椎木ちなつの総勢7名となり、東京進出公演が決まりました。劇団の解散から8年。全くもって想像していなかった未来に冷や汗をかきながらも、片岡自動車工業東京進出公演に向けてワクワクが止まりません。実現に向けてご支援よろしくお願いいたします。

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