I believe in me!

I believe in me!

こんばんわ。どうも片岡自動車工業まっしぐらです。明け暮れたムーンビームマシン「月雪の娘」の稽古。通しでした。明日稽古で明後日はもう小屋入り。本番の足音が近づいてくる。半袖がすっかり寒くなった今日この頃。

今日の通しを経て、ワントライに懸ける想いで突っ走った。がっつり絡む事になる山川優子さんはとても芯のしっかりした方で対応も丁寧で、嫌な顔ひとつせずにずっと付き合ってくれる。ありがたい。ぼちぼち安定しなきゃのキャンペーンですが、「これ!」というアイデアがどうしても生まれて、きっとこれは自分の役の真芯を食らってるだけでなく、優子さんとのコミュニケーションもアップするんじゃないか、というささやかかつ大胆なプランをぶつけてみた。

手応えはしっかりあった。一点突破みたいな感じだけど、これが今の僕。みたいなものが生まれた。

これといってモテたりなんかしない頑張るがトレードマークみたいな僕は、毎回四苦八苦だ。二枚目もできないし、すぐにおどける。そのせいで芝居全体に悪影響を及ぼし続けていましたけど、骨格が見えたような気がした。本番見ても「ほんで、どこやねん」ってなると思いますけど。

ところで自分の稽古合流からここまでの蛇行っぷりを振り返ってみて、若干ですが、少しずつ役者としてのスタンスを取り戻しているような、なんか舞台に血肉が通っているようなそんな感覚になってきました。まだまだ体も重たいんだけど、やりたいプランの幅が増えた。まだ時間は残っているので底上げしていきたい。

なかなかね。
いろんな事が重なり続けて、どうしても自分に自信が持てない時期が長く続きすぎて、自分との戦いに中々勝てなかったけど、今でさえ勝ててはしないけど、ちゃんと戦ってる感じ、するんすよ。演出だの、脚本だの、どうのこうの言っても結局役者やりたいんすよ。って立ち返ったりね。

せっかくテンションがそっちにいってるので、ぶちまけますけど、ある時期からね、衝撃的な事件も3つくらい重なって、すっかり自信がもてないままでいました。常、どうにかしようと足掻いていたんですけど、出口が見えないと言いますか。そんな中、満月動物園さんであったり、佐藤太一郎プロデュースさんであったり、劇団925さんであったり、浮遊許可証さんであったり、生かされ続けてたんだなあとしみじみ思うわけなんです。今回のムーンビームマシンさんでもそうですが。感謝しかないです。あの苦しい時期にあの数々の経験がなければ今がなかったようなもんです。

もちろん片岡自動車工業は旗揚げしたし、段階を踏んで徐々に徐々に進んでいますけど、自分が自分を信じれなくなっちゃもうだめですよね。最近は右肩上がり。落ちるところまで落ちたのだし、あとは上がっていきたい。いきます。自分も、まわりの寄り添ってくれるたくさんの方々も、信じて。

信じる、とかなー、あんまり押し付けがましくてチョイスしない言葉なんですけど。今は胸を張って言います。

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