GO! GO! RABBIT!!
「Wall」大阪公演小屋入り前日の本日。
RABBIT HEART PROJECTの稽古。演目「THE 20回転の恋」に熱中。稽古場では覚醒するメンバーが増えてきて熱量と密度のある時間を過ごす。稽古終わりには頭から煙が出るほどの容量を叩き込んでいるかもしれないけど、それが出来るとものすごい演目になるし、それが出来なくちゃ普通の作品になっちゃうので妥協は許されない。
稽古に顔を出せていないメンバーを置き去り。出番がガンガンと減っていく。これまでに来れていなかったメンバーの出番も当然削っている。血も涙もない。って言うけど、お客さんの前に立つ者は努力に比例させるべきだと考えている。実力や度量、経験値は関係ない。稽古をして頑張っている人にチャンスを与えたいと常々思っている。努力もせず立てるなんてそんなうまい話があるか。まぁ、この写真に写っていないメンバーは現段階で出番がかなり削られている。
何しろ、昨日今日の稽古では段取りがガシガシとついていき、ビシバシと「ちゃう!」「ちゃう!」と奔走し続けてるメンバーなのだから、今日居るのと居ないのとでは大違い。いない人間には、演出を施した瞬間の熱は伝わりっこないし、また伝えられる側の伝導率も関係してくるので、5月から今日に至るまで稽古場で語った何気ない一言一言を胸に刻むものと、そのチャンスを失った者とでは大きな差がある。
休んでいる者への救済として議事録を設けていたけど、ここから先の道のりは議事録には仕切れないと言う理由と、もう一つ、「自分で確認せぇ」と言う戒めも込め、ノーアナウンスで議事録の制度は取りやめになった。もし、休んでいる間にどんな創作が展開されたのかについてアンテナを張っているなら、この変化に気づく事ができるだろうが、まぁ気がついていないだろう。怖くないのかな。自分が知らない間に稽古進んでて、次回参加する時にはもうすっかり置いてけぼりを食らう未来が想定されている事が。
参加メンバーはサプライズに立ち会った。藤田七海メンバー21歳の誕生日。21歳、芝居デビュー作をラビットハートプロジェクトで迎えることを誇りに思える作品にしたいなぁとしみじみ思った。
明日は小屋入り。Wall。最終の大阪公演。