「何億年先でも」稽古日誌②

「何億年先でも」稽古日誌②

こんばんわ、片岡自動車工業です。片岡自動車工業名義では4作目になる「何億年先でも」は最新作。谷野まりえちゃんと二人きりで作っています。

背筋をピンとして、緊張感のある感じ。おどけていたりちょけていたりはない。女優と演出として気がついたら稽古時間いっぱいになってます。まりえちゃんの一人芝居は彼女が演じる役自体がもう特殊なんで、まぁ変な芝居には違いないんですけどね。おいおい、お前がそんな本書くんかいなって思われそうですけど、ちゃんとしてます。

台詞を体に落とし込む作業を毎回進化させてきてくれる彼女。本日は個人的見解の説明と、彼女の本にたいする印象について語り合ったり。で、はたと気づくわけです。「あ、まりえちゃんの事全然知らないわ」って。まぁ知らないもの同士が一緒になって一本作るのはとても集中できます。しかしつぶさに台詞を咀嚼してきてくれるのはありがたい。やっぱあれですね。女優さんは面倒かからなくていいですね。一人芝居につき、なのかもしれませんけど、女優のほうが逞しいような気もしてきます。

本読み→ディスカッション→シーン読み返し稽古 今ここ。

次回でシーン読み返しは終了する形で、物語のある程度のガイドラインがシェアできたらいよいよ立ち稽古。来週には立ち稽古をして、もう通す。そしたらあの手この手と、熟練していくんだ。

INDEPENDENTは、地方からはもう1年前からその作品をやり続けてる団体さんがたくさんいて作品強度のあるものがこぞって大阪へ招致されます。故に関西勢が弱いような時期もあったかもしれません。で、去年今年と、なんか相内プロデューサーから言われてるような気がしてならないんです。ちゃんとしたもん作れよ!目指される関西の芝居の代表作、作れよ。みたいな。その気持ちにはしっかり応えたいわけです。それにしても今年は経験者作演出が多すぎて腰抜かしそう。

頑張ります。

今は太一郎企画の宣伝美術。

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