「シタタメ少女の英雄譚」公演終了。
カタオカです。吹田市民劇場メイシアター・千里金蘭大学共同事業「シタタメ少女の英雄譚」全公演終了いたしました。たくさんのご来場誠にありがとうございました。脚本・演出を担当したオリジナルミュージカル出演者総勢43名、誰一人欠けることなく最後まで駆け抜けることができました。
ここでは僕なりに振り返って後書きを記しておきたいと思います。

この企画に関わらせていただいた2022年から5年。
「愉快な国の毒舌王妃」「ドコゾノ旅一座の冒険譚」「夜明けの町と数奇な姉妹」「北の大地の幾星霜」は4連作になっていて世界観や登場人物が交錯する壮大な物語になっていました。本当は4年で終わるのが普通らしいのですが、嬉しいことに5年目も担当させていただきました。そこでこの物語の集大成としては「北の大地の幾星霜」で締め括ったつもりだったのですが、もう一本できるという事になり、たくさん悩んで、厳密にいうと別の物語を三種類ほど展開してみたのですが、頭の端っこにあった4つ目の「シタタメ少女の英雄譚」を上演することに決めました。
2025年11月にオーディションを開催し、合否を決定。初舞台の人も何度も出演してくれている人も、別の現場でバリバリ活動している人も、千里金蘭大学生の有志たちも、そしてゲストが決まり、執筆を始めました。年明けの2026年1月上旬には稽古が始まるため、そこに目掛け毎年、年末年始は籠るように執筆をしました。5年連続、顔合わせには台本が完本している状態で現場をスタートさせられたこと(当たり前なんですけどね)は怠け癖のある自分にとって大きな目標であり達成できた事は大きな糧となっています。書いてる時はね「もう書けないんじゃないか」「これ本当に面白いんだろうか」みたいに弱気な自分が出てきて自問自答を繰り返し「いやいける!」「ん?何か足りないぞ」と精査や自分への鼓舞を繰り返していました。
まぁね。簡単に書けちゃうようなわかりやすい物語でも良いのかもしれないのですが、自分なりの挑戦も絶対にあったほうがいいし、ファンタジーの世界観を広げ、年表を起こしたり、人物相関図を書いたラフと資料が散らばっていました。
とにかく物語を立体化する上で執筆と同時に進行しなくてはならないのは、音楽の高山さんへの曲のオーダーです、ミュージカルですからねぇ。音楽なしには始まりません。
●全員参加型のビッグナンバーも3曲
●物語の中でも楽しく見れるナンバー。
●シリアスでノスタルジックなナンバー。
●登場人物たちのエッジを効かせるためのナンバー。
●カーテンコール
など諸々総合的にプロットを組んで音楽の高山さんへ「オーダーリストと歌詞」を作成して、やり取りを始めます。この5年で大きな出来事のひとつが音楽家・高山さんとの出会いです。彼の作曲への想いや、作品へのリスペクト、そしてご本人の解釈が詰め込まれたナンバーが送られてきます。年々やりたいことが増えてわがままもたくさん言いましたが、すぐに対応してくださる素晴らしい音楽家です。これからも一緒に作りたいなぁ。
「シタタメ少女の英雄譚」は物語の書き手の苦悩を描いている作品ですので、限りなく自分自身が反映されていたりもします。複雑な構成であると共に、群像劇の形をとっているので、見る方にとっては難しかったかもしれません。
何よりも出演者たちの創作に対する姿勢が本当に素晴らしかった。こんなにも作品に夢中になってもらえて本当に嬉しかった。独特の世界観ゆえ戸惑っている人も多かったのですがリハーサルをするたびにどんどんと水を得た魚のように活き活きとなっていく様が沁みるように嬉しかったなぁ。
特に4年以上出演してくれているミカ子ちゃん、波部さん、なのはちゃん、すみれちゃん、けいくん、なおたくん、二人のしおりちゃんはものすごく引っ張ってくれた。ありがとう。ありがとう。
書くことがたくさんありすぎて散逸な文章になってしまいましたが、5年目にして初めて片岡自動車工業のメンバーがファミリーミュージカルに全員集合しました。感無量です。特に真壁は唯一五年間一緒に駆け抜けたメンバーで、本当に頼れる存在でした。美鈴と音羽にとっても大きな役に挑戦していたので、最後まで頑張ってくれて本当によかった。

というわけでメンバー全員集合した珍しい写真。
どの作品にも思い入れがたっぷりあり、どれも忘れられないくらいプライスレスな作品です。まだあと一回か2回くらい後書きしたいなぁと思っています。
お時間あればぜひまた覗きにきてやってくださいね。
ありがとうございました。