正安寺登場。
朝から振付総括の正安寺悠造氏が現れました。片岡自動車工業です。
朝はダンスリハで夜は役者稽古。
朝のリハから悠造氏の出現。東京からバスでやってきてくれた。ここまでのナンバーの確認と調整。何度もイメージの擦り合わせを行ったのもあって、彼の言葉の説得力が凄まじい。
役者シーンかなと思ったらダンスシーンはダンスシーンになっちゃって、みたいなぶつ切りの境界線にストレスを感じる僕の性分をよくわかってくれていて、ダンスと役者の栄光の架け橋になるだけでなく、より芝居のエッセンスをダンスに注入してくれていた。MIHOやちぃなんかは流石といわんばかりに芝居への耐性がしっかり付いていて対応能力も抜群。
やばい。役者の部分頑張らないと。
夜。
役者稽古。ここにも正安寺氏出陣。
いよいよ彼の大仕事!
役者のダンスシーンがあるんですが、そこの振付。
固まる出演者一同。そりゃそうだ。踊れる人基準でオファーなんてしてないんだから。
でも見たいでしょ。見たいでしょ?
一瀬尚代が踊るところを!
大江雅子が踊るところを!
清水かおりがっ!
河上由佳が踊るところを!
……。
…………。
…………………。
みんな一生懸命。
よっしーがすごいモノに遭遇したような目で見ていたのだけど、たぶんアレがお客さんの反応にリアルに近いんだと思う。まぁちょっと付け加えておくと、とりわけダンサブルなわけでなく、ルルベとかシェネとかオープンパッセとかそんなダンサー用語が飛び出しそうな難しい事をやってるわけでは決して無くて、役者がかなり頑張れば全員がキュートかつクールに見えるそんなシンプルな振り。流石だ永井君。もう永井君って言っちゃう。
彼にお願いした曲の中にはここだけは「○○するだけ!」みたいな、ダンスでもない、ただのありふれた所作を全員で揃える部分があって、それが全員でバッチリ揃うとものすごく格好良くなるはずだ!と信じてここまで突き進んで来たんだけど、今日の振付でそれが確信に変わりました。
「名探偵青島青子 -劇場版-」にはわかりやすいキャストパレードがあります!
キャストパレード?
オープニングパフォーマンス?
シークエンス?
ダンスアクト?
もうなにがなにやらわかんないけども、サスペンス的要素はほとんどここで終わります。
エンディングの辺りもしっかりやったよ! 形は出来てきた。目指すところがあるのは良い事だ。あとはどれだけの質量でお届け出来るか。
【本日のハイライト】
ダンスの振り写しを12人の女優が勢揃いで受けている時、それを見ていたサポートメンバーに「一緒にやろう」と声をかけた川端優紀の優しさと、それに応えてガッツリ参加した三人。
いずれやってくる本番で、無事に幕があがってカーテンコールなんかで拍手を頂ける事になったら、それは彼ら彼女らにも送られる賛辞であって欲しいなぁと思った日でした。
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