team54公演とRHP最終稽古。
こんにちは。片岡です。
Team54「DRIFTERS〜漂流者達〜」の大阪公演が中止となり、名古屋公演、配信公演、そして東京公演の6ステージが終わりました。
特急、新幹線、飛行機、車、と色んな乗り物を乗り継ぎ、旅公演での宿泊施設と劇場の往復でした。舞台では客席に降りるたびに消毒や検温を繰り返し万全の体制でお客様をお迎えいたしましたが、終演後には面会も出来ず、そのまま宿泊施設へ直帰。
毎晩、大阪に残してきているRHPのデザインワークを行っておりました。このご時世で生の舞台でお客様をお迎えできる喜びを感じさせてもらいつつ、コインランドリーでグルグル回る自分のジャージを見ながら、寂しさも感じつつ。公演は無事幕を下ろす事が出来、感謝の気持ちが込み上げてまいりました。
そして、終演の翌日より帰阪、RABBIT HEART PROJECTの稽古の追い込み。真壁とMIHOと大江さんが留守の間、メンバーを導いてくれました。稽古開始より割り稽古で進行。密を避ける為、歯抜け状態の稽古が連続。こういったシチュエーションを想定して、シーンを細かく無数に割り振った構成で作った性質の舞台作品で良かった。とはいえ、なかなか全員で集まることは叶わず。少しでも熱っぽかったり体調不良であれば、すぐさま休んでもらい、代案もたくさん用意して普段の劇作の数十倍は資料に囲まれて過ごしました。歯を食いしばりながら突き進んだこの座組の稽古が本日最終稽古を終え、明日より小屋入りして明後日には初日の幕が開きます。想像を絶する距離を直走り、ここまで辿り着き、まだ尚、安心できない状況。緊張感もマックス。
劇作中、祖母が倒れ救急車で運ばれた。「ファンタジーのつくりかた」という作品は、その祖母がモデルになったお話。見てもらえそうにはないんだけど、届くと良いなぁ。新しいことに挑戦している上、劇団解散以来、初となる真っ向勝負のファンタジー作品。登場人物は70以上。オーディション合格者で立ち向かう新作に身震いしています。
このカンパニーの29名のキャストとともに最後まで駆け抜けられるように祈るばかり。
いやぁ、それにしても変な人が多いなぁ。毎回。その分面白い人たちなんだけど、恐ろしいのはまだマスクを外してリハーサルをしていないと言うこと。劇場でみんなの素顔と夢と汗と涙が大爆発する。
どうぞお楽しみに。