2019年まとめ。

2019年まとめ。

もういくつ寝るとお正月です。こんばんわ片岡です。

昨年までと比較しても、あれこれと活動を展開させていただいた2019年。今回の記事ではこの一年の個人的な活動を振り返りたいと思います。お付き合いいただければ幸いです。

1月ウタトドラマ「恋する銀河系」※脚本寄稿
@高円寺
RABBIT HEART PROJECT出演者オーディション開催。半年後のメンバーを厳選。そして「スーパーソニックジェット赤子」の一番重要な準備として林檎さん丹下ちゃんに会いに東京へ。赤毛になって東京で赤い帽子を購入。赤い一年はもう始まっていた。東京へウタトドラマを観に弾丸で行ってきたが、向こうの冬の寒さと雪に凍りつく。毎月のえーびーがた新聞の発行もキビキビとしてくる。一月末にはえーびーがたの稽古が始まる。

2月
主にえーびーがたの稽古。宣伝美術、プロデュース業務をしながら、10月のIDentityのテキストレジをテキパキと。前後するけどミラーボールの打ち合わせも始まった。

3月えーびーがた「地球ロックンロード」※出演、宣伝美術、プロデュース
真壁愛氏と小野村優氏のえーびーがたの旗揚げ公演。主に出演だったけど、オリジナルの手拭いやスマホケース、Tシャツとデザインも力を入れた。全部お気に入り。「地球ロックンロード」はめちゃめちゃ面白い。多分ずっと言い続けると思うけど、二人のアンバランスさや稽古からのやりとりを全て舞台に乗っけた感じ。良いコンビだと思う。あくまで中心からちょっとだけズレた立ち位置での創作に力も入った。舞台監督今井さんとプロフェッショナルなやりとり。劇団時代からの真壁ちゃんの成長譚に瞠目。

4月BANZAI FILMS「労働オブザ輪廻」※撮影、出演
ミラーボールの稽古とIDentityの稽古が一気に始まった。手元にはRABBIT HEART PROJECTの台本とWallの台本が並んでいた。もちろん赤子の情報宣伝の準備も始まり、今年で一番目まぐるしい時期だった。BANZAI FILMSの挑戦的なWEBドラマ「労働オブザ輪廻」のリハもスタート。桜の木の下で泊まり込みの撮影に燃えた。

5月
令和時代に突入した。ミラーボールの演出、IDentityの割り稽古、そしてRABBIT HEART PROJECTの基礎練が開始。メンバー24名との創作を見据えた新作の執筆。そして初参加となるteam54「Wall」の鬼のような稽古が始まる。移動時間に焼きそばパンを食べるという行為にハマる。耕陽さんとナミヲさんの名コンビ感に圧倒される。そしておじさんが頑張る美しさに胸を打たれる。演劇先輩こと浅野先輩の芝居の作りあげる速度に必死に追いつこうともがいたり。

6月team54「Wall」※出演
@広島YMCAホール@東京新宿モリエール@大阪ABC Hall
ミラーボールは相方演出の行澤君にまかせて、飛び回る月。本番終わり宿泊先で「THE 20回転の恋」を脱稿。メンバーにバッチリハマった台本がかけたと手応えがあった。Wallでは前田耕陽さんの男気とプロ魂に充てられた。たくさんのご縁に繋がる大いなる公演。そして死に物狂いの組体操とアクロバット。miwaちゃんと数年ぶりにお仕事。丁寧で懸命でストイックなコレオグラファーだ。

7月RABBIT HEART PROJECT「THE 20回転の恋」※脚本・演出・主宰
@in→dependent theatre 2nd
3ヶ月の間切磋琢磨した24名の精鋭の大きな舞台。2019年での脚本演出を手掛けた大仕掛けの新作。ここでの出会いや閃き、これから先の劇作の核になるんじゃないだろうかと自負しているけれども、企画からみんなと向き合ったし、ガッツリ知って、知られて、汗も涙も流れた青春群像劇。初舞台の俳優が「芝居が楽しい」と言ってくれたり、初舞台じゃない俳優はピンと来ていなかったり、今若者が何を想って舞台に立っているのか、とか色々考えたし、そんなことはどうでも良いからみんなすごく良くやってくれた。「THE 20回転の恋」は間違いなく自分の最新作にして最高傑作であるなぁと思っています。
ドラマシティ公演に向けての情宣を始動。

8月「人生はミラーボール!」※脚本・演出
@HEP HALL
怒涛の夏。一年越しのHEP HALL。24名の役者と共になめちゃんと二人三脚。舞台に立ちたいと思っている者たちと物作りができるのは本当に気持ちがいい。そしてdysmic entertainmentとの初企画。行澤君は役者仲間である前に唯一と言って良いほどの友人で、そんな我々が脚本演出を共にするというのは本当に変な気分だったけれど、ディレクションにこそ我々の相性は発揮される任があったのだなと思った。足りない事、及ばない事をしっかり申告しあって、補い合いながら作れた舞台。役者も補い合いながら創作していた。リハでのみんなの懸命な姿は舞台にしっかりと乗っていた。

9月
IDentityのリハーサルの本格始動。ダンサーのリハに混ざりつつモリオくんとフルスロットルでの間違い探し。アンテナがどんどん立っていく。そして片岡自動車工業の公演に向けての技術打ち合わせや宣伝活動が表面化。夏に一度全員が集まりビジュアルが決まった堀川さんや植田さんkeita君のビジュアルチームが本当に頼もしい。今回のフライヤーは気が狂うほど紆余曲折を繰り返した。

片岡自動車工業スーパーソニックジェット赤子

10月company Little Wisdom「IDentity」※脚本・出演
@岸和田市立浪切ホール
コンテンポラリーダンサーの巨匠、原田みのるさん主宰の公演で、合作として脚本、出演。役者に専念させてもらえた公演で、どこをどう切り取っても上品で迫力があって求心力も強くて、一年以上の間、台本をキャッチボールして出来上がったIdentity。ダンスにもいろんな表現があって、現場は豊かで、初めて訪れる大劇場。みのるさんは心の底から立派な表現者で背筋が伸びるどころか仰け反りました。芝居に携わる方々にも、もっとこういう作品を観てもらいたいなぁ。

10月ウタトドラマ「夏とキノコ」※脚本寄稿
@高円寺jirokichi
ウタトドラマシリーズ、三回連続で寄稿させていただき、そしてついに本番見ることが叶わなかった作品。山藤さん福井さんのお二人はPM/飛ぶ教室でお世話になりっぱなしで、作品に関われるだけで本当に嬉しい。これ、大阪でもできたら良いんだけども!

11月
SSJAの稽古が本格化。これまで通り役者の稽古とダンサーリハが別現場で同時進行。ダンサーリハの方がMIHO氏の統括のもと仕上がりが早くてありがたい。BANZAI FILMSさんにPVをお願いしたり、片岡自動車工業といえばこの人、ワルタンの動画にも大きな情宣の力を借りて、ワルタンのおかげで、これまでにやりたくてもできなかったライブ映像を導入できた。本当に格好良いやつだ。稽古場は女性だらけ!サポートメンバーにも頑張ってもらいながら前代未聞の1ステージだけを目指して愚直に進みました。

12月片岡自動車工業「スーパーソニックジェット赤子」※主宰
@梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
なんと言ってもこの公演のために過ごした2019年でもありました。ドラマシティは広いし、劇場のことを考えない日は遂になかった。この一度だけの講演のために最高のメンバーに集まっていただき、本当に感謝が尽きません。
またそれはお越しいただいた皆様もそうですが、平日にあれだけ多くのお客様にご来場いただけた事、挑戦して良かったです。「凄いね」ってたくさん言ってもらえます。でも凄いのは皆さんで、たくさんの思いがあの1ステージに集まっていてまるで桃源郷のようでした。またやるけどね!

全力じゃない公演は一つもなかった。限界を決めるのは自分自身で、まだまだ先もあって、まだ見たこともない景色もたくさんあって、一緒に行きたい人ともたくさん出会えました。

頭の中はおもちゃ箱をひっくり返したみたいになっています。次の一歩はもう始まっていて、また僕は、笑ったり落ち込んだりもしながら、ワクワクする舞台を作れるように前に進もうと思います。今年一年、応援してくださったみなさま、劇作で関わったみなさま、ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年を。

ホップ! ステップ! やっぱりステップ!

2019年12月31日 片岡自動車工業・代表/片岡百萬両

シェアする