最終稽古日。
「突貫のように最終稽古で最初の通し稽古」みたいな事をしてそのまま小屋入り、とかいう経験もあります。だいたいが本が出来てなかったり作業に区切りが見えてなかったりっていう理由ですね。自分自身にもしっかりそのような経験があり一人ユニットを始めてからというもの、片岡自動車工業がどこに向かっているのか、自分がどんな劇作をしたいのか、という事と向き合いつつ邁進しております。
良い事もそうでない事もいつかは自分に返ってくるわけですし。
さてもさても、やっぱり際どい局面でテンパらずに済むように準備を重ねて来ましたけれども、それでもまだやることは多かったり、いきなり閃く事があったりで小屋入り前は毎回慌ただしいですけど、心は落ち着いていて変な感じ。
心にも準備が必要で、それは一昨年「名探偵青島青子」を上演したときに、いっちーや真壁ちゃん、特に大江さんのような女優さんは、準備期間さえあればいつでもパフォーマンス能力をフルに発揮してくれる属性の人たちだ!と考えるようになって、瞬発力とは別の力もしっかり発揮してもらえるようになったと思います。だから今回の稽古はしっかりと準備が出来たと考えています!
お付き合いいただいた皆様本当にありがとうございます。
小屋入り前日、チームサポートのみんなとも一緒にご飯に行けたのが嬉しかった!
そう言えば、今日まで稽古写真をあまりここの日記に頻繁にあげなかった気もするので、ドバッとアップします。
↑筋力がそこまでない代わりに生命力に溢れる大江雅子さん。
↑休憩のようだけどこういう場面を作っている瞬間。
↑シーンのようだけどこういう場面ではなくディスカッションの瞬間。
↑好物を与えられて喜ぶ丹下ちゃんとアシベみたいな髪型の七味ちゃん。
↑有元さん率いるダンサーズ一味に狙われる林檎さんと丹下ちゃん。
↑横に倒されたレゴブロックのようになってくださいの図。
↑これは打ち合わせをしているのではなくちゃんとした稽古。
っハッ!!
そうだ!
やっと気づいた。SNSにしても何にしても稽古写真を上げるのが嫌だったんじゃなくて、台本を持って稽古している写真を露出するのに抵抗があったという凄まじく個人的な感覚に気づいた夜。多分本を持ってやっている稽古はまだ準備段階で、そこを露呈するのが恥部を曝け出しているような感覚になるせいで、そこを僕は区切りとしているみたいです。捉え方は人それぞれですが自分はそうだと気づきました。
じゃあリーディング作品はどうなんだって話になっちゃうんですけどね!
以上、稽古場からでした。
数時間後にはいよいよ小屋入り。
劇場に居られる期間は限られていて、時間との勝負になりますがやっぱりいつでも常に一呼吸して選択をしていきます。
当日精算券の受付を始めました!受付のスタッフさんがめちゃめちゃ頑張ってくれます!これからでも観に行こうかなという方は是非、12月10日、お越しくださいませ。お待ちしております!
楽しみにしてくださっている方も、いよいよお会いできますね!
お待たせしました!がんばります!