稽古26日目。
本日。スーパードレスリハーサル。かつてないスケールでの通し稽古でした。小劇場形式ではなかなかお目にかかれない通し。
舞台監督の今井さん、音響の大輔さん、照明の直子さん、衣装の植田さん、それにそれぞれのパートナーの方々が立ち会ってくれる中での通し。出演者以外にチームサポートも含め12名も居る現場で大賑わいでした。全体としては四度目の通し稽古で、小屋入りまでに通しリハーサルをここまで重ねられるのはあまりないのではないかなぁ。何せ本番が一度だけだから、何度も通して万全で小屋入りしたいとこんなスケジューリングになりました。出演者さんたちは本当によく頑張ってくれていて、今日一番のポンコツは男子2名だったような気がしています。反省。頑張るぞ!
しかし植田さんの衣装は本当にポップですが、中でも今回の作品「スーパーソニックジェット赤子」と植田さんの衣装の愛称は抜群です!
すごい。変貌もすごいけどぶっ飛んでます。
チームサポートが全力で取り組んでくれている小道具がちょっと間に合うかどうか微妙なラインのところまで来てしまって、大きな劇場ではこのくらいのサイズでなくちゃと作り始めたモノが思ったよりビッグサイズだったので、昨日は朝までいぶちゃんと真壁ちゃんと三人で小道具を作り進めた。劇団時以来の作業だったけどものすごく捗った。今日稽古であわさんが「お疲れ様、ありがとう」と差し入れにものすごくおいしいドーナツを振る舞ってくれました。真壁ちゃん家からはあの葉っぱの形をしたおいしいチョコもあって、充実のケータリング内容になりました!ごちそうさまでした!
小道具はダンボールや発泡スチロールが主な素材でめちゃめちゃ軽くて、強度もある。手間隙をかけて作られているので大切に扱いたいモノですが、劇中で登場する一際大きなものの目処が立ち、今日の通しでは大活躍いたしました。
この衝撃の写真を見てください。
視界の悪くなる装置をかぶったまま次のセリフを確認する玲ちゃんの代役のみなみちゃんと、その隣の真っ黄色の大江さんが、なぜか七福神のような表情の瞬間を切り取った奇跡の一枚。これって本気で作っているだけに相当面白いんだけど、舞台でもちゃんと届きますように。
残す稽古はあと二回。詩映莉ちゃんの脅威の追い上げと、ダンサーズのキレの良い動き、個性豊かな出演者陣は相変わらず。
【本日のハイライト】
音響の谷口大輔さんが通しでは初のオペレートをしてくれて、すげぇ!効果音まで全部用意されてる!と思った矢先、なぜかあわさんのシーンで突然、効果音を口で言い始めた大輔さんに腰が砕けて、「ああ、そうか、この先は効果音はまだ作られてなくて、大輔さんは口で効果音を言ってくれるんだな」と心の準備をした次の瞬間、別の効果音は普通に鳴らされて、また腰が砕けそうになると言う、大輔さんに踊らされた通し前半。
作品については、初見のスタッフさんにもしっかり意図が伝わっているようで、そこにアンテナを立てながら見ていた。創作過程では何度も何度も見るものだから、原点の大切さに重点を置き始めています。ところで役者業務もしっかりしなくちゃ本当に本末転倒なのでしっかり決めてゆきます。稽古終わりでは照明打ち合わせと荷物の受け渡し。準備は着々と、客席も着々と。
12月6日。3日後には小屋入り。と言うかもうこの記事書いてる時点で朝だから明後日小屋入りだ。どうしよう!
ワクワクする!
だけどもっともっと見てもらいたいから宣伝はやめないよ!
ドラマシティは広い!
舞台も客席も!