4日目稽古。
参加者は、林檎さん、丹下ちゃん、いっちー、真壁ちゃん、畠山さん、河上さん、南ちゃん。そして、大江さんが東京公演から舞い戻り初参加。そして新しくサポートで入ってくださる吉野さんことミキティ。
物語の折り返し部分を超え、段取りにおいては残すは残り6ページ分のチェイスシーンのみとなった。とは言いつつも段取りは段取りなのでハートを込める稽古はこれからたくさんやります。
初合流の大江さんが慄きながらも、もうかれこれ三度目の出演なのでエンタメには慣れっこのご様子で、それよりも驚いたのは、返し稽古の際、レクチャー側に回った河上さん。自分が出演者のことを知っていると同じくらいか、もしくはそれ以上に自分の事を知ってくれている出演者さんは財産だ。一人でやっていたら尚更。次回もその次も、多分後戻り「昨日のシーンから返します」はしないであろう事を完全に把握している林檎さんと丹下ちゃんのポテンシャルについていく出演者の有様と稽古環境に有難みを感じます。本当にありがとうございます。畠山薫ちゃんが新鮮なリアクションを逐一くれて楽しい。
そしてサポートの南ちゃんは動きを体に馴染ませてきてくれていて、その準備加減は、やっぱり生粋の役者だなぁと思わされるし、代役も立体的になって演出としても考えが膨らみやすい。彼女はもっともっと凄い女優になるだろうなと思わされました。
初参加の大江さんに、三段オチの、オチの部分から説明した今日。
あと、三段壁が「さんだんべき」なのか「さんだんへき」なのか「さんだんぺき」なのかについて検討した今日。
林檎さんと自分の二人きりのシーンの台詞を合わせた今日。
新演出の部分がガッチリハマっていることが確認できた今日。
スタッフ台本に音響のキッカケを全て書き込んだ今日。
やっぱこれは必要!と思って急にスタッフさんに連絡した今日。
たくさんの今日が充実して、客席もどんどんお客様にご予約いただいて、だけど作品の仕上がりに比例するかの様にまだまだお席は残っている今日。
大劇場。身をもって飛び込む大劇場。
決して若くはないけど、青春は幻ではないし、この瞬間をもっともっと愉しむ。
「黄金時代はいつ?」と聞かれたとしても「今だ」と即答できる毎日を送ります。そんな作品を作ります。観にきておくれよ。