八卦よいダンサーズ。

八卦よいダンサーズ。

今日はダンサーズの顔合わせでした。次回より精鋭6名でMIHO氏の振付でみっちり踊り込んでもらいます。MIHO氏は片岡自動車工業の前のミジンコターボという劇団の時からずっと出演してくれている頼れるダンサー。ダンスだけではなく演技も共にしました。ダンスオペラなどでは台詞も喋ってくれた美女ですね。

MIHOと共にMOROちゃんもいる。MOROちゃんはダンスに留まらず演劇的なオーダーにも応えてくれる。「関ヶ原の見物人」ではタヌキを演じてくれて舞台上でどん兵衛を食べてくれた。全然美味しく食べられなかったらしい。一緒にドラマシティに立てるのが本当に嬉しい。

今回はじめましてのダンサーズはAKEMIさん、KANAKOさん、瑞葉さん、みゆはんさんの4名。みんな気さくで弾けてて自分の作品にピッタリだ。顔合わせでは台本を配布。全編を通して「こことこことここに出演、ここは大体出てます。あとここも」と説明。爆笑しながらの顔合わせでした。そういえばそうなんだ。

なんか大劇場進出公演だからと力みがちだったけれど、自分の作品の中で最もクレイジーでぶっ飛んだ作品なのが「スーパーソニックジェット赤子」なのだった。ただただ面白いの連続。だけども終わりはしっかりと着地すると言う力技。属性で言うと「お局ちゃん御用心!」にかなり近いけれども、こんなにも割り切って自分なりのエンターテイメント作品だと言い張れる作品は他にはないのだ。作り手も面白く観ていても面白い。そんな作品をデカい劇場でするって言うバカバカしさが、自分らしさなんじゃないかと思ったりもしてこの演目と7年振りに向き合う事にしたんだった。

初演にはいなかったダンサーズの出番はすでにキッチリカッチリ決まっていて、これは新作と言ってもいいくらいに化けると思います。

頭の中はすでに劇場へ行っていて、片岡自動車工業施設で練り込むくだらなかったり、くだらなくないようなあれやこれやを炸裂させるまで一月半ほど。たった1日の1ステージ。鬼のような企画だし役者泣かせだなぁとも思いますがこれが身の丈以上の精一杯の背伸びであり、憧れの場所でもある。

そこできっと「お見事!」と唸るような気持ちの良い大花火を打ち上げたい。何の後ろ盾もなく、だけどもたくさんの方に寄り添ってくれながら支えられながら、土俵入りして四股ふんで、八卦よい!

残るか残らないか、八卦よい。

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