すきま風。

すきま風。

誰に向けてでもなく手記として書く事もあるのでご容赦下さい。どうも片岡自動車工業マンです。稽古場への道、高いビルとビルの間に吹き荒むすきま風が凍てつく。

PM/飛ぶ教室「足場の上のゴースト」稽古。

有り体に言えば、重箱の隅を突くようで蟷螂さんの演出が細かい。前回、PM/飛ぶ教室さんに出演させていただいた時は、新作だったこともあるのかもしれない。今回は名作中の名作「足場の上のゴースト」で、すでに存在する吾助という役を頂いている。吾助のイメージを自分の中に通すのに、なかなかうまく立ち回れずにや乃さんにアドバイスをもらいながら、前進しています。もちろん停滞はしてないんだけど、歩みの鈍い自分にもやきもきするけど、焦るとロクな事がないので鈍感力も必要かな。ゆっくり急ぐ、そんな感じだ。

ただ細かい返し稽古の中でトライアンドエラーの繰り返しの中でハッとする瞬間は増えて来ている。慢心せずに色々見落としも多いのでまだまだエラーを続けたい。終盤の某シーンの稽古をした時には、目頭が熱くなるような事もあった。共演者の皆さんの気持ちに充てられている部分が多分にあるんだろうけど、それでもここが僕が解釈するところのクライマックスであり、またそこまでの過程を大切にしなくちゃいかんのだな、と役者なら当たり前の事に気付いたりもして、それはもはや遅いのか早いのか判断しかねる。

たまに蟷螂さんに質問すると「はぁア!?」と言うリアクションが返って来る。
尼崎の人だなぁと思って、ちょっとニヤっとしてしまう。

「名探偵青島青子-劇場版」の件

デスクワーク!デスクワーク!
台本が進んでいる。たぶん上演するにあたってこのシーンは必要ないだろうっていう事も書いている。サカサマに書いている事もある。これはしかしどうなんだ。タイトルの「名探偵」から想像されるであろう事はサスペンス。もちろんサスペンスは好きだし、サスペンスを意識しているんだけど。そういえば僕は謎解きみたいな過程にこそ興味があって、そこに至るまでのハラハラドキドキ感こそサスペンスの魅力だと勝手に思い込んでいる節があるようで、いざ謎解きが始まった時、どうしても閉塞感を感じざるを得ない性格だった。そんなわけでわりと早い段階でサスペンス的要素は置き去りになりそうな感じだけど、その分、面白いと思う事をふんだんに盛り込んでいる。是非お楽しみにしていただきたいです。

片岡自動車工業 名探偵 青島青子

画像は現在、挟み込みさせていただいている第一弾というか仮フライヤーで、2月の中旬くらいからホンチャンのやつが出来上がる見込みです。その手配や段取りの連絡で四苦八苦しているけど、メインビジュアルみたいなものが、舞台でお届けできる形により近いようなデザインワークもしたいという、これまた勝手なスローガンもあって、力を入れている。

公演の多い5月ですが、是非HEP HALLに片岡自動車工業の芝居を観に行きたいな、という気持ちになるように、盛り上げて参ります!

では!
筆マメ野郎はまた書きます。

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