大阪初日。
TEAM54「Wall」@ABC HALL。初日の幕が上がりました!たくさんのご来場ありがとうございました。友達のほとんどが真裏で芝居やってる今週末、見て欲しい人たちにはやっぱ見て欲しくって、足を運んでくださった方には改めてお礼をせねば。差し入れもたくさんいただき感謝が尽きません。
千秋楽までネタバレ的なものは控えるといたしましても、出ずっぱり(退場しない)作品に出演させていただけて本当に嬉しいです。内容も、頑張るだけでは成功しない、成功の保証がないと言う究極状態の芝居に、この歳で挑戦できる事が誉れでもあります。稽古や劇場リハでは失敗続きなので、成功すると感動もひとしお。もちろん成功させる気満々で挑んでいますが、個人個人の能力やコンディションだけではなく息の合わせ方や全体の士気からも大きく影響を受けるので本当に繊細だなぁと思います。
序盤は浅野演劇先輩と息を合わせて頑張っているんですが、「こういくで!お前ちゃんとついてこいよ?」みたいな呼吸の合わせ方、合わせる方はまだ楽だとしても、毎回リードしてくれるのが道標となります。もし浅野さんがいなかったらどう対応していたのかとか色々気になります。そして浅野さんのような先輩にちゃんとならなくちゃいけないなぁとも思うわけです。後輩を名乗らせてもらっている限りは。若手はどんどん出てきますしね。
今やっているRABBIT HEART PROJECTにおいても、演劇に対する姿勢や常識、マナーやタブーとしていることはどんどん伝授していかなくちゃ、我々1978年生まれの俳優陣は、多かれ少なかれ、先輩方に教わってきているのに、それを伝授することを出来ていないような気もして、まぁ少なくとも自分は胸の奥にある舞台への想いはこの企画を通して若手のみんなに伝え続けたい。声が枯れようとも。とか大きな口を叩いておきながらRABBIT HEART PROJECTの稽古は明日もあり、稽古の頃には自分は舞台で汗だくになっています。物語の序盤をスムーズにやっていてくれるといいんだけど。
まぁ、任せる!って言うスキルも必要だってことっすね。
残すは3ステージ。長いようであっという間。始まっちゃえば本当に刹那的。演劇はどれもそうなのかもしれないけど、だからこそ魅力が詰まってると信じています。
舞台の神様、今日も役者として生かしてくれてありがとうございます。