建物が低いわけ。
西本さんとこで美術の積み込み。一緒に作業をしてるとなんか会話が楽しくなってくる。たまに無茶苦茶な積み方するから笑いが止まらんようになる。
この空がお気に入り。ほんで明日はいよいよ小屋入り。なんかいろいろ間に合ってなくて「おれがもう一人いれば!」とか「あと一週間あれば!』みたいなたられば話はしない。今のこの状況を生み出すためにどれだけの人たちが頑張ってくれたのか。ちゃんと小屋入りする前に記しておこう。なんちゅうの。
まずは青島青子の時にサポートメンバー募集をかけて我こそは!と名乗りを上げてくれた三人。
●しだっちこと、石田裕子ちゃん。役者としての魅力も抜群なのに、気も効いてて、なんでもオールマイティーにこなしてくれる美人さん。今回も参加してくれてありがとう。
●いぶちゃんこと、飯伏裕理ちゃん。小道具の達人で、青島青子のヘリコプターという超難しい小道具を一緒に作ってくれた彼女。設計図は脳内で互いに共有している状態。ありがとう。
●小林夢祈くん。(別にあだ名がない)彼の参加は最初は断るつもりだったのだけど、年齢的な問題で。圧倒的な熱量にやられて参加してもらって唯一無二のサポートメンバーに。いつか一緒に舞台に立とうぜ。今からひっくり返すも背負った若き未来の光ぜよ。
今回から参加の協力サポート!
●なごちゃんこと、奈古あゆ未さん。劇中で出てくる小道具をいぶちゃんとはまた違った感覚でアプローチしてくれる職人気質の彼女。笑顔で現場も明るくしてくれる!
●さえちゃんこと、稲田紗恵ちゃん。アバンギャルドな格好で目を引く彼女もまたダンサーリハにも顔を出してくれたり、あっちこっちと飛び回ってくれた。欠かせない力。ありがとう!
舞台に立つには、準備も必要で。資金も必要で。その現実的な問題とは表裏一体なのに、劇作に夢中になってるおれたちの使うあれやこれやを、心を込めて作ってくれたみんな。稽古中も代役や買出しや、宣伝にまで飛び回ってくれて、彼女たちが出演するわけではないのに、こんなにも頑張ってくれて。もしもこの5人がいなかったら、今小道具ゼロですからね!
自分でやろうと思っていたことを率先してやってくれたおかげで、しっかり休めているし、ちゃんと劇作に夢中になれている。彼女たちが陰で支えてくれている事を、舞台を通してお伝えできれば幸いです。
小屋に入る。まだまだよくするために今日はたくさんの準備をした。努力は裏切らないとも思う。片岡自動車工業はこれまでに2回しか公演を打っていません。この2年で。そして今回二本同時に新作を打ちます。
もう愛と悪意の塊みたいな二本ですわ。怒られるかも?
そんなんは後になってからや。でもなんとなく、なんとなく思う。殺陣にももっともっと深みがあってもいいんちゃうか。演劇表現って、もっとほんのささやかな事でもいいんじゃないかって。なんやったら結論なくてもええんやないかって。
ちゃんと届けれる作品になってます。こんなことするやつが、おるんや。って覚えてください。じゃあ、HEP HALLさん、どうぞよろしく!ただいまー!
たくさんみにきてくださいいいい!
空が広くて素敵なのは、空だけじゃなくてその町の建物の低さのせいもあった。建物すべてが高くない。ビルなんてもってのほか。西本さん曰く、近くの空港の影響で建物すべてに高さ制限があるとの事で。聞けばなるほどだし当たり前の事なんだけど、なんでやろ、そんなところの理由にまで考えが及んでないのは、見えてないものを見えてないままなんとなく捉えすぎてるからやな。
こんな町の話を作ってみたい。「ぺったんこ町の煙突掃除」とかいうタイトルで。戯言でした。