お局ちゃん御用心!その一。
「関ヶ原の見物人」に引き続き「お局ちゃん御用心!」の第一回稽古。その前にダンスリハ2回目もこなして、演出助手小山くんとは稽古から稽古へ。
立ち上がりの冒頭部分を段取りつけて、そのままほったらかしにするんじゃなくて詰めて詰めこんだ。女優陣には頭からしんどい事を要求するけど、構想段階からずっとやりたかった絵が出来上がって、これはハマると「関ヶ原の見物人」とは全く違った迫力あるシーンになる事請け合いだ。青島青子のオープニングを超えよう!
わりとしっとりとした雰囲気の丹下真寿美氏は正義姦からの流れもあったのだけど、ものすごい振り幅に一日で対応してくれた。初参加の堀内玲ちゃんも好感触だったような気がする!
どちらにも参加するのはダンサーさんだけでなく三味線の竹内獅士丸さん。男のほうでは雄々しい荒ぶった津軽三味線が炸裂するけども、女ではもう不謹慎な感じもする。全力でちょけていきたいなぁと思う。
なぜこんな両極端な芝居を打とうとしているのか、自分自身で考えてみたけど、かつて扇町ミュージアムスクエアがあった時代、HEP HALLでお祭り騒ぎだった時代、客席で憧れて震えた一人だった。あの時代はあの時代でオールキャスト感がすごかっただけでなく、作品もやっぱり痛快で、たぶんそんな作品が今はあんまり打たれていないんじゃないかと思ってたんだ。
じゃあ自分でやろう。って話ですよ。
だってあの時代を知ってるおれにはあれが出来るかもしれないし、他の誰かには出来ない事かもしれないから。再現ではなく、再来でもなく、新作のお披露目で、新感覚。
ここからまだまだパワーアップする。
後戻りはもうしないぜよ。