要するにハートの問題。

要するにハートの問題。

おれです。片岡百萬両です。

今日は朝から明日からいよいよ本番の劇場のスタッフさんとモニターで技術打ち合わせでした。難所である事は検討がついていたのでトラブルシューティングをしっかりして挑んだ事もあり、キッカケの全てを明確に伝える事が出来たと思う。演出家としてもしっかりご挨拶できたし。

夜はしっかり!
大阪での最終稽古を終えました。

なんだろうか。この、薙ぎ払っても薙ぎ払っても払拭しきれない問題の多さは。おれの詰めが甘いのか。いや弱音を吐くつもりなんて全然ないだけども。むしろ俄然パワーが増すわけなんだけども。

最近のおれはわりと強い。単純な強度もあるけど、支えとなっている部分が大きい。心の拠り所がしっかりある。経験も得た。挫折も味わった。もう若い頃のおれとは違うはずだ。しかし今目の前に訪れている現場だけではなく、単純に理不尽とも呼べるトラブルに見舞われがちなのは、どうしたって否めない日々だ。

物事は何事もなく時間と共に過ぎ去っていくけど、おれが感じたいのは、汗であり、涙であり、匂いであり、感触であり、今すぐにでも走り出さずにはいられないような悔しさや、誰にも見せた事のない表情が不意に出てしまった時の恥ずかしさや、思っている事を素直に伝える事ができないもどかしさや、もう連絡がとれなくなってしまったかつての友人や仲間たちへの思いを、どうしても断ち切れないしみったれた部分で、歪な有様だ。それを感じたくて確認してたりもする。

触れると血が出るし、もちろん痛い。触れずに済ませる方法はきっといくらでもあるはずなのに、そこをちゃんとしないと自分が自分でなくなるような気がして罪悪感が芽生えたりもする。

でも本当はもうとっくに知ってた。どんだけ傷ついても、どんだけ代償が大きくても、どうしてもどうしても、喉から手が出てしまうそうになるほど、手に入れたくて仕方がないものの存在に。気付かんようにしてただけやった。敵や味方ってあんまり考えないようにしてたけど、やっぱりある。敵、味方。すぐにひっくり返る。そんなことばっかりで絶望すらしてたけど、ちゃんとあった。ずっとひっくり返らんモンの存在が。

2017年は初詣から始まった。「足場の上のゴースト」いい経験だった。
新作「名探偵青島青子」では一人ユニットの大変さとしっかり向き合った。
北海道で「突貫!拙者の一夜城」も上演できた。
「恐怖百物語」も10年ぶりに出演した。
ムーンビームマシン10周年記念公演「月雪の娘」にも出演した。
沖縄にちょっと遊びに行ったりもした。
お気に入りの場所にたくさんたくさん行った。
新作「何億年先でも」も誕生した。
してたわけじゃない約束みたいなものが達成された。
でもまだ途中やねん。

まだおれやりたいことあるねん。いっぱいあるねん。もっともっと勉強したいし、もっともっと観てもらいたいねん。今度はおれがちゃんとスーパーマンみたいになってるところを。

もうちょっとだけカッコつけて生きていきます。

今年は復活のための助走だった。来年はもうジャンプしまくる。
きっとほら、まだまだいける。空も飛べるかもしれない。

だからもう挫けない。どうしても挫けそうな時は、助けを呼ぶ覚悟もできた。おれだって人の子供やし、心臓はひとつ。

その心臓だって、別に強いわけじゃない。むしろ弱々しいしプルプル震えてる。
そう、多面的でもいい、要するにハートの問題。

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